盲目のサーファーがパイプラインの波に乗る!デレク・ラベロ

If you live by faith and not by sight, anything is possible.

”見えることに惑わされず信念で生きれば、すべての事は可能だ”

全盲のブラジル人プロサーファー、デレク・ラベロの言葉です。

彼は緑内障が原因で盲目の状態で生まれたのにもかかわらず、毎日家のそばから聞こえる波の音と、サーファーの友達の話からサーフィンを覚えて、ついにはハワイのパイプラインの波に乗ってしまったという超人です。

以前、盲人同士のサッカーの試合を見た時もかなり驚かされたのですが、サーフィンは自然が相手です。自然は、彼が盲目だろうが健常者だろうが容赦はしません。同じ盲目の状態で行うスポーツの中でも、かなりの勇気とスキルが必要とされることだと思います。

テイクオフの時は仲間に押してもらっている時もありますが、ドルフィンする時は決して誰かの合図でボードを沈めているのではなく、神経を研ぎ澄まし、音と気配で波との距離を測って自らの感覚でやっています。そして見ての通り完璧なタイミング。。友達が声でタイミングを知らせようとすると、「何も言うな!」と怒るそうです。
※自力でテイクオフをする動画も下で紹介しています。

まさに「faith」で生きれば全てが可能であるという、彼の生き方そのものです。

片腕がなくてもサーフィンができることはベサミー・ハミルトンが証明してくれましたが、目が見えなくなってもサーフィンが続けられるという事は、彼が証明してくれました。死なない限りはサーフィンを続けられるという事です。

そして彼はこんなことも言っていす。
「私は普通の人よりもずっと綺麗な海を知っている。それは、普通の人は目に見える海しか知らないけれど、私は海に対して好きなだけ想像を膨らませることができるからだ」と。

いったい彼の目には、どのような海が広がっているのでしょうか・・・。彼にとって目が見えるということは、逆に可能性を奪ってしまうものだと思っているのかもしれません。

パイプラインでのライディング

自力でテイクオフをするデレク

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