東日本大震災の漂流物が北米西海岸に漂着
(画像元:oregonlive.com)
東日本大震災で発生した大量の漂流物が、北アメリカの西海海岸の広範囲にわたって漂着している。
発泡スチロールやペットボトルなどの自然に戻ることのない生活用品から、コンテナにはいったオートバイなども。
オレゴン州のニューポートビーチには、長さ20メートにもおよぶ桟橋が漂着した。
この巨大な桟橋を撤去するには、少なくとも8万ドル(約640万円)以上の費用がかかり、オレゴン州の年間海岸清掃予算を上回る金額との事。
現在、徐々に解体がすすんで、ようやく撤去の目処がったようだ。
またこの問題には、撤去にかかるお金や作業のこと以外に、漂流物に付着した生物が、普段生息することの無い場所で生息を始めて、その場所の生態系を崩してしまうという、大きな問題も含んでいる。
今見つかっている漂流物はまだほんの一部に過ぎず、政府の発表によると、まだ150万トンが太平洋上を漂流していると言われている。その漂流物が2012年の10月から一気に北米の海岸におしよせ、2013年の2月までには4万トンもの漂流物が到達するとの見込み。
漂流物を撤去するには莫大な予算が必要となり、外国に流れ着いた漂着物に対しては、国際法上日本は責任を負う義務はないとされるようだが、日本政府、アメリカ政府、該当する州、そして直接は関係のない諸外国にも金銭的支援を募って、世界規模で解決していく必要があるのではないかと思う。
そこで、個々人で出来ることは、この現実を把握して、出来る範囲での協力をしていくことだ。
surforestでは、今後もこの問題に大きく貢献している一般社団法人JEANには引き続き支援を続けていく。
返信を残す
Want to join the discussion?Feel free to contribute!