天気は悪いし湿度も高い。そして波もないという三重苦の梅雨の時期。

その原因となるのが、東西に延びた梅雨前線・・・。

波がないといっても、実際は前線の南側では南風による風波だったり、さらにその南で発生した台風からなどウネリ自体は発生しているのですが、停滞する梅雨前線によって波がブロックされてしまい、日本の沿岸に波が届かないという状態になってしまっています。なんとかウネリが海岸に届いたとしても、届いた頃にはパワーを失ったショボ波状態に。。

では、梅雨の時期の波をどうすれば当てられるのか?『サーファーのための気象ガイドブック』を参考に見ていきます。

梅雨の天気図

下の画像は梅雨の天気図で、梅雨前線が南の海上に停滞しているのがわかります。そういう時はほとんど波は期待できません。梅雨前線が南にある時というのは、体感として風が北よりで気温が低く、天気は雨またはくもりで湿度が高いのが特徴のようです。

出典:TBS

梅雨でもチャンスはある!

こんな八方塞がりな梅雨の時期ですが、チャンスはあります。それは・・・、

梅雨の晴れ間!

つまり、一時的に梅雨前線が切れて、その切れ間から届く台風からのウネリを狙え!!

梅雨前線の活動は年によって違うが、どんな年でもかならず梅雨の中休みというのがある。しばらく梅雨前線の活動が活発だった後、1週間から長ければ2週間、夏がやってきたり、初夏が戻ってくることがある。こういうときはよく、テレビの天気予報でお天気キャスターに向かって、「梅雨はどこへ行っちゃったんですか?」というおきまりの質問が発せられる。梅雨がどこへ行こうとサーファーには関係ない。そこに梅雨前線がないということが重要なのだ。
『サーファーのための気象ガイドブック』P.76より

そんな理想的な天気図はこんな感じです。

出典:喫茶 きまぐれ

これでもう少し台風が東側にあって、北緯20度線付近にあればってところですね。
統計上では、6・7月の梅雨の間には3個の台風が日本に接近するそうなので、梅雨とはいえ天気図をしっかりチェックして、いい波を当てたいところです。

梅雨のベストエリアは?

沖縄や小笠原諸島などの南の島!!つまり梅雨前線にブロックされる前の波を狙うということですね!

Down south!